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1999.5.28

今夜の「NHK 週刊ハイビジョンニュース」は、野球中継の為、40分押しでした。ハイビジョン放送では、試合終了まで完全中継ということなので、いつ番組が始まるのか当ても無く待つんですよねー。うー、長引けば長引くほど、緊張感がなくなるし、化粧がくずれる〜・・・。

さて、今週の「原元 美紀の文化情報」は、「NHK放送技術研究所の一般公開」の巻。

テレビの最先端の技術を開発した研究成果を、毎年一般公開をしているのですが、今年の目玉は「BSデジタル化」!!デジタル化によって、テレビは「見る」だけのものから「使う」ものへと進化します。

これまでに比べ、たくさんの情報が送ることができる為、一気に多チャンネルになり、文字放送や地域に密着した情報サービスも充実します。

例えば、天気を知りたい場所の郵便番号をリモコンで入力すると、そこの天気予報が画面に表示されたり、番組内容に関連した地図や人物紹介、時代背景なども呼び出すことが可能です。

更に、アナウンサーの読むニュース原稿を瞬時に字幕スーパーに表示する「音声認識システム」も、認識率が85パーセントまで向上しました。

もちろん私も挑戦!選んだのはなんと相撲ニュース。

私の読む声に遅れることわずか2秒でTV画面に次々と文字が表示されていきます。

「大相撲横綱審議委員会は、二場所連続、5回目の優勝を果たした横綱・武蔵丸・・・、あっ!大関・武蔵丸の・・・。

「・・・。うー、間違えた通りに文字が表示されてしまいました。原稿はキチンと読まねばいけませんねえ・・・。」

ところで、放送禁止使用語は認識されるのか(!)実験しようとしたところ、そもそもそんな言葉は番組で流せないということに気付き、断念しました。

ちなみに、放送にふさわしくない言葉はインプットされていないので、もし口にしたとしても、正しく認識されないはずだそうです。うーん、残念・・・?


1999.5.27

アクセス150000件突破!

ここ数日忙しいのと疲れてしまったのでパソコンもろくに開けない状況だったので「おおっ!いつのまに!!」と驚きましたが、やっぱり嬉しいですねえ。みなさまのご愛顧、感謝いたしまするぅ。

さて、なんでそんなに忙しかったのかというと、家出猫を探していたのです。あっ、我家の猫ではありません。(あれはいぢめではありませんし・・・)

詳しいことはまた後日報告します。では。


1999.5.23

「ミスコン反対に反対」にたくさんのレスを頂きました。そのほとんどが、「美の感性なんて人それぞれ」というものでした。これを読んでますます確信!

男性も女性も、ミスコンに惑わされている人なんて、今時いない。

ミスコン反対運動を始めたきっかけというのは、

女性が外見だけで判断されるなんて差別だ

その象徴であるミスコンを止めさせよう!

きっとこういうことだったと思うんだけど、段々本末転倒しちゃって、ミスコンを無くせば差別が無くなるかのような運動になっちゃった気がするんだよね。

何度主張を聞いても、反対運動をしている自分達以外の人間は外見を重視しているかのように見くびっていると思えちゃうんだよねえ。

審査も男性中心に違いないったって、「お風呂入ったら体のどこから洗うの?」なんて質問されるわけでもあるまいし、出場者が「セクハラだー」と訴えるならともかく、出たこと無いのに決め付けるのは良くないぞ。

「ミスコンに出て人生狂った人」ならいるかもしれないけど、「出ないのに人生狂った人」っている?

*

さて、「美的感覚は人それぞれだ」とちゃんと悟っていらっしゃるみなさんに、更に全ての女性が(もちろん男性だって)魅力的に見える方法をお教えいたしましょう。

CBCアナウンサーの久野誠先輩が、ラジオ番組「もぎたてのカボチャたち」でカメラマン修行をした時のセリフです。

「うわっ!ファインダー越しに見ると、みんなすっごい美人!

「整ってない人ほど、個性派美人だよおー!!」

なるほど、一度ファインダー越しに世界を見てみると、個性こそ美。欠点だって芸術的!新鮮!美しく見えてしまう・・・!!うーん、幸せになれるなぁ。

みなさん、これから私のことは決して生では見ないように・・・。


1999.5.20

宇多田ヒカルちゃんの公式HPを見た。特に日記は、ざっくばらんだと言われているイメージ通り本音が書いてあってとてもおもしろい。最近では、試験勉強中つい『魔女の条件』を見てしまった・・・そうだ。TV見ながら自分の歌を口ずさんだりするのかなあ?

ところで、プロフィールの「好きなアーティスト」に、日本人の名前が一人だけあった。それはなんと、尾崎豊!

意外だー。嬉しいぞー。いや、意外でもない。実は、「Automatic」のカップリング曲の「time will tel」を聞いた時、「今の言い訳じゃ自分さえごまかせない」というフレーズに尾崎っぽさを感じていたんだ。

あなたも「真実」を歌ってくれるのね?


1999.5.19

この間我家の猫の毛をバリカンで刈った。ノミ対策なんだけど、なんせ5匹もいるから大変だったぁ。じっとしてくれないから、間違えてヒゲを切っちゃったり、トラ刈りになっちゃったり・・・。(我家では決して動物を虐待しているわけでは有りません。)

我家の一番の器量良し、チンチラとペルシャのハーフ、ありすです。前から見ると普通でしょ?

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ところがっ!横から見ると・・・。

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トラ刈りならぬ、ライオン刈り!前足はまるでマンボを踊る人のようです。

カメラを向けたら、「こんな格好撮っちゃいやーん」と怒った。

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繰り返しますが、我家では決して動物を虐待しているわけではありません。


1999.5.17

韓国でミスコンに反対する「アンチ・ミスコン」が開かれたそうだ。応募者は歌やダンスといった見た目の美だけではないそれぞれの実力(!)をアピール、結局優勝したのは、ミスコン優勝者をパロディー化した女性3人組みだったらしい。

けど、ちょっと待って。

ねえねえ、何でミスコンに反対するの?なんでわざわざにコンテストを開いてアピールするの?

外見の美しさだけで女性の価値を判断しようとするのが女性差別だというのがその理由のようだけれど・・・、いいじゃん、別に!

だって、これ、外見の美しさのコンテストなんだから。

学力や知識、教養なんてうたってないじゃん。これが世の女性の全てにおいた頂点だなんて誰も思ってないよ。

つまり、「ミス・グッドルッキング・コンテスト」なんだから。

女性で柔道が強い人は「女子柔道選手権」、かけっこが早い人は「陸上競技大会」。勉強が出来るならとりあえず受験勉強で勝てるなー。けど、これで誉められるのは差別じゃない。なんで?運動や学習能力だって、やっぱり努力だけじゃない生まれつきの素質が肝心でしょ?

たまたまその人の能力が外見が良いということでしょ?でも美人が誉められるのはなんとなくズルイ?

じゃあ、ミスコンに反対する女性は、性格も良く、勉強も運動も仕事もでき、ユーモアがあり、そして外見が飛び切り美しい女性が優勝したら納得するのかなあ?

*

以前「細川ふみえが、両手で広げたスカートにいっぱいの雨水を溜めている」というポスターがあった。(確か公共機関のポスターだったと記憶しているが・・・)私にはちっともイヤラシクなく、爽やかに感じられたのだが、

「まるでおしっこを漏らしているかのようだ。→女性差別だ!」

というわけの判らん理由で回収になってしまった。なぜ!?代理店も戦えよ!

そのポスターとほぼ同時期に、ある宝石店のCFのキャッチコピーを聞いた時、私は怒りで顔が真っ赤になった。

仕事に遅れても服に迷うような女でいたい・・・」

はぁ?

ナニ寝言いってんだよ!

悠長に服を選んで平気で仕事に遅れる方がイイオンナかぁ!?「だからオンナはしょーがねーなー。」という声が聞こえてきそうだ。これこそ女性を馬鹿にしてると思わない?女性差別だ!しかし、このCFには女性団体からの抗議等はなかった。私はがっかりした。

*

さて繰り返すけど、ミス・コンテストは未婚で外見の良い女性を選ぶコンテストである。

ところで、このコンテストが有る為に直接被害を被った女性がいるのだろうか?実際被害者が出ているというなら私も考え直すけれど。

強制的に国民全員応募させられて、落選して恥をかかされたわけでもあるまい。出たくなきゃ応募しなきゃ良いんだから。

それに、このコンテストに優勝したからって町中にポスターが張られ国民全員の美の基準が変わってしまうほど影響力ないもん。

毎年の優勝者の顔なんて知ってる?私は全然知らないよ。そんなもんだよ。

(ミスコン関係者のみなさんごめんなさい。でも、藤原紀香だって、優勝者だけど下積み長かったじゃん。)

よっぽど水着のキャンペンガールの方が知名度あるよ。

大体ミスコン優勝者と生で接する機会なんてフツーは無い。だから、世の男性も「今年優勝した子はかわいいな〜。それに引き換えお前はなんだよ。」と比べたり、「お前なんかじゃミスコンに出られないな。」などとミスコン優勝できないことに本気で腹を立てる男がいるか?

そして、毎年応募者が何万人もいるということは、出たがっている女性はたっくさんいるのである。男性よりも女性の方が注目してるんだよ。異性による差別とは考えられないでしょ?そしてその女性達が世の男性にモテたい一心で応募しているとも思えないんだけどなー。

私は、ミスコンなんて取るに足らないもので一々目くじら立てる必要のないものと評価しているのではない。また、この現代において、女性差別の温床であるとも思っていない。

だって、このコンテストに優勝するには並大抵ではないからである。

実は私、あるイベントでミスコン優勝者とトークショーをやったことがある。

彼女から審査の厳しさを聞くことが出来た。審査の最大のポイントは、美に対する意識、努力、自覚(自分の長所を引き立たせる等)。つまりその人が自分を磨く努力をしているかどうかだそうだ。なぜならその意識が内面の美となり外見ににじみ出るから。

なるほど、歩き方一つでもその人の性格、人としての品格って現れるよね。更に相手に不快感を与えない会話ができるか、最近はダンスや英会話などの個性のアピールも重要だし。

何事も頂点に立つには、それなりの努力が必要だ。理想のプロポーションを維持する大変さなんてみんな知ってるでしょ?(私も最近身に染みてる・・・)充分敬意を表するに値すると思うよ。

私の好きな言葉: 美しいものを美しいといえるあなたが美しいのです (相田みつを)


1999.5.12

実は頭痛が治らん・・・。

4月14日にドアに頭をぶつけ、歯の噛み合わせまで狂い、歯医者で奥歯を削ってもらって治ったかに思えたのだが、それから数日後、こめかみと首の付け根辺りがかなり痛み出し、頭痛が復活してしまったのだ・・・。夜も眠れないほど。おかげで今年のGWは頭痛との戦いで全然面白くなかった。

でも、脳神経外科でCT撮ったけど、異常なかったのになあ。

念のため、骨にヒビが入っていないかどうかチェックしておこうと、昨日近所の整形外科でレントゲンを撮ったところ、お医者さんの口から衝撃の事実がっ!!

「原元さん、首の骨、反対にそっくり返ってますね。

普通は横から見たらこう、

(

あなたのは、

つまり反対向き。」

首の骨は7つ有り、横から見ると前に向かって「」という形にゆるやかなカーブを描いているのだそうだ。しかし、私の首の骨は、レントゲンを見てみると「」、なんと後ろに向かって引っ込んでいたのだっ!!

頭痛の原因はこれかっ!!

この私の首の骨を治してくれるのはあそこしかいない!ということで、この「ぢょしアナ日記」でもおなじみの山形県米沢市の整体医院行ってきました。

一月前に行ったばかりで恥ずかしいのだが、90歳を越えたであろうおじいちゃんの先生が「今度はどうした?」と出迎えてくれた。

事情を話し、早速施術。「ありゃあ、上から2番目の骨がひっ込んどるな。えいっ!」

○×▲☆!!

「ほら、治ったろう。しかし、こんな人は3年に一人いるかどうかだなあ。」

私もこんなのは初めてですぅ。でも治って良かった。さすがだなあ。

と安堵する間もなく、更なる衝撃の事実がっ!!

「ん?美紀さん、腰が重いでしょう?これは、骨じゃなく、肉のせいです。

この腰痛は、肉のせいですか、先生・・・?

肉じゃぁさすがの名医も治せんわなあ。


1999.5.11

明日12日発売の「ステラ」、全国アナウンサー・キャスター名鑑に載ります。

好きな言葉・座右の銘を書く欄もあるのですが、これが結構悩みます。

去年は、「知らないことより、知ろうとしないことの方が恥ずかしい」でした。

これは、五木寛之の「野火子」という小説の、ヒロイン野火子のセリフです。

極貧の生活を送ってきた野火子は、これまでの人生を捨て、新しい運命を手に入れようと決意します。そんな野火子に金持ちの道楽主義者が興味を持ちました。「3ヶ月間あらゆる贅沢を味わわせ、最後に君が何を望むのかを試したい」というのです。野火子は「これも運命」と、その実験に乗ります。野火子の冒険が始まりました。彼女はこの世を知り尽くした最後に一体何を望むのでしょうか!?

このセリフは、野火子が、「君は何も知らない」と金持ち連中に馬鹿にされた時に口にする言葉です。

中学生の時にこの本を読んで野火子の生き方に感銘を受けました。この言葉に励まされました。たまに、無知の言い訳にも使っていますが・・・。

さて、去年と同じでは芸が無い。今年はどうしたらいいものだろうか?

トーク番組等での私はキャラクター的にも、「風が吹けば桶屋が儲かる」を信条にしている。つまり、発想力や連想力(?)で個性って出るぞと思ってるんだけど、一緒に載る人達は、NHKに出演している人ばかりだしなぁ、きっとみんなかっこいいことを書くだろうしなぁ。

んで、結局 、

『この瞬間の為に今までの全てがあった』と思えるような瞬間をたくさん過ごしたい」

『この瞬間を〜』は、覚えている人もいると思いますが、「東京ラブストーリー」の赤名リカがカンチに言ったセリフです。このドラマはホントに名セリフがたくさん有ったんだけど、特にこれを聞いた時には「そう!そうなのよぉ!!」と叫んでしまいました。

辛いことがあってもさ、きっとあのおかげで今があると思える時が来るよね。


1999.5.8

BS−1「ワイド東京」に出演。見て下さった皆さんありがとうございました。

「コンピューターおばあちゃん」の取材と、アンケートやお便りの紹介などの番組アシスタント的な形での出演となりました。

さて、6日の日記で予告したように、パソコンを自在に操るスーパーおばあちゃん達を取材しました。

もちろんパソコン初心者の方もいらっしゃいましたが、電子メール、デジタルカメラ、お絵描きソフトは当たり前、専門用語を駆使し、地域振興券を手に孫とパソコンショップへ行くわ、音楽ソフトを使っては、「うーん、電子音って、レが絶対音からズレてるわぁ。」と指摘するわ・・・、圧倒され放しでした。

twins1.jpg (16162 バイト)特に「コンピューターおばあちゃんの会」で一際目立っているのは、大阪・西ノ宮市に住む通称きんさん・ぎんさん!

68歳の双子のおばあちゃん(細谷タカ子さん・柳原サユリさん)です。30年近くアクリル画を描いてきたお二人は、パソコンで絵を描くことにたどり着きました。

お二人が関西弁で、「なあ、あれ、エクスプローラーのどこ?」「ほな、画像こっちに飛ばして」なんて言葉を口にするのを聞く度、「うひゃあ〜、漫才みたい!」と不思議な感じがしましたが、たった半年でHPに作品を公開するまでに上達したそうです!!   恐るべし、きんとぎん。

お二人は、パソコンを、「人生で最後に出会った楽しみやわ〜」と語っていました。

なんだか、おばあちゃん達こそ、このコンプューター社会の到来を歓迎しているかのようでした。

えっ?「コンピューターおばあちゃんの会」に入会希望ですか?一応年齢制限があります。

資格は60歳以上!!

コンピューターばあちゃんの会=http://www.jijibaba.com/

コンピューターおばあちゃん、まだまだ増殖中です!


1999.5.6

明日の「NHK 週刊ハイビジョンニュース」は、GW特別編成の為、お休みです。

その代わりというわけではありませんが、なんと8日の土曜日、NHKのBS−1で放送されている情報番組「ワイド東京」に出演します!

実は、以前「ハイビジョンニュース」で取材をした「コンピューターおばあちゃんの会」を、こちらの番組でも取り上げて頂ける事になったのです。わーお!!

タイトルが「東京」となっておりますが、NHK衛星第1放送なのでもちろん全国ネットです。ハイビジョンテレビを持っていらっしゃらない方にもこれなら見て頂けそうです。

*

「コンピューターおばあちゃんの会」とは・・・?

昭和56年、NHK「みんなのうた」で流れていた名曲「コンピューターおばあちゃん」から取ったこの名前、歌詞にあるようなスーパーパワフルなおばあちゃん達(おじいちゃんもいます)が、コンピューターを駆使し、老後を有意義に過ごそうという集まりです。

最高齢は、88歳!

会の代表の大川加世子さんが、2年前、2台のパソコンからスタート。今では、会員は200人にも上ります。

おばあちゃん達はメーリングリストで結ばれています。メーリングリストの名前は、ズバリ

「jijibabanet」!!

つまり、「じじばばネット」だっ!!

(なんとシャレ気タップリのおばあちゃん達でしょう!)

話題は、孫自慢の井戸端会議からクローン牛、プロ野球までと、本当に幅広いんです。

「朝起きて、メールが届いてくる時の嬉しさったら!孤独から救われる思いです。」

会員の方のこんな言葉が、コンピューターを血の通う生き物のように感じさせてくれました。そう言えば、私も画面の向こうにいる相手に触れられるかのように、キーボードを叩き語り掛けていました。

さて、おばあちゃんたちの腕前はというと、全くの初心者から、表計算ソフトを駆使し年金を有効に使う計画を立てている人、インターネットで歌舞伎や世界の美術館のHPを巡り趣味を深める人、そして、絵手紙のHPを開設したり、耳コピーした(!)音楽を打ち込んで自分のマシンで演奏してしまう人まで!

いや〜、参りました・・・。

「コンピューターは、衰えていく手や足、耳、口の代わりとなってくれる。私たちにこそコンピューターが必要なのです。」と、大川さんは言います。

おばあちゃん、おじいちゃん、素敵なパートナーを見つけましたね。


1999.5.3

美容室へ行ってきました。

私の髪は、何を隠そう、あの藤原紀香のヘア・メイクで日本一有名なスーパー美容師さんに担当してもらってるのです。と言っても私なんか、その他大勢の客の一人ですが。

一年前、ある日突然髪を切りたくなって、雑誌を見てあらゆる美容室に電話をかけたんだけど、当日予約で受け付けてくれるはずもなく、何軒も断られあきらめかけたら、なんと、たまたまキャンセルが出たのが偶然にもこの美容師さんだったのだ!とってもラッキー!なぜならこの人はその直後に藤原紀香のウルフ・カットを編み出し、一躍注目、私なんかよりもTVや雑誌に出ずっぱりになる超売れっ子になったのだっ!

私の髪は猫っ毛で癖っ毛で、おまけに伸びるのが異様に早いという問題の多い髪で美容師さん泣かせなのですが、一度この人に担当してもらってからはもう他の人には任せられなくなりました。

*

ところで、彼の助手にK君という男の子がいる。とても素直な子で、ブローをしてもらいながらK君とオシャベリするのも楽しみの一つである。

K君 「僕、最近ねえ、iMac買ったんですよ!

「へえ、私もパソコン趣味なのよ。」

K君 「でも、買っただけで、まだ箱から出しても無いんです。パソコンてオモシロイですか?みんなどんなことやってるの?」

「まず最初にやるのはねえ、インターネットでHなHPを探すコト。」

K君 「えっ!?マジですか?原元さんもやったんですか?

「もちろん。基本よ。」

K君 「僕、絵とか描いてみたいんですよねえ。あと、写真とか・・・。」

「私もデジカメ持ってるよ。写真はねえ、ガンガン修正きくよ〜。シミとか隠せるし、足とかこ〜んなに細く削っちゃうもん!」

K君 「わ〜、パソコンってすげえなあ。僕も早くやろう!」

いや〜、心が洗われるような会話をしちゃったよ。ふふふ、K君。早くこっちの世界へおいで。

*

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